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| 拝啓、時下ますますご清祥のことと御慶び申し上げます。 さて、バイオカイトを開発するにあたり、凧愛好家の方々に喜んでいただけるカイトとしてはもちろんのこと、「理科離れ」が叫ばれる理科教育の現場において、楽しみながら学べる格好の教材としてぜひとも普及を図りたいと強く願いましたが、幸いにも、森久エンジニアリング様に発売していただいて以来、数多くの教育の現場や自治体からバイオカイト凧揚げのご依頼をいただく機会に恵まれ今日に至っております。 これを見て、私は、バイオカイト凧揚げを通じた理科、ひいては物理・数学の教育という側面から、また、地域振興や地域レクリェーションとしての公共性の面から、「日本バイオカイトクラブ」をＮＰＯ法人として発足させ、学校での教材としての普及や地域振興などへの活動をより活発なものにし、社会貢献を実現したく思ってまいりましたが、関係者各位の尽力により、平成１７年１０月２６日をもちまして、ＮＰＯ法人日本バイオカイトクラブの設立が認可されるに至りました。 これを機会に、より一層、皆様に密着したバイオカイトの足取りを確かなものにし、社会貢献に邁進する所存でございます。陰惨な事件が頻発する昨今、精神的にも時間的にも余裕のない生活は、これからの日本に暗い影を落としますが、家族や地域の人々同士が人間らしくふれあう経験は、健全な人間社会を構築する上で必要不可欠なものであり、人間関係の基本となるものであろうと考えます。 本活動を通じて、上述した理科ひいては物理・数学の教育のほかに、自然の中で「老若男女」「健常者」や「障害者」が垣根なくふれあえる時間や思い出を創出できれば望外の喜びにございます。本クラブ活動は、ご参画いただいた皆様が主役となり、教育の場でバイオカイト凧揚げを行ったり、地域事業の一環として「バイオカイト凧揚げ大会」を開催することが大きな特徴であり、これこそが社会貢献の基本を成すものであると確信しております。 皆様方におかれましては、是非とも本クラブ活動の意義にご賛同を頂戴し、ご参画賜りますれば幸甚にございます。 |
| 敬 具 |
| 平成１７年１０月２６日 ＮＰＯ法人日本バイオカイトクラブ 理事長 伊藤利朗 |
